7月に入り、下地づくりでタンニングマシンを利用される方や、屋外で太陽による日焼けをする方が増える季節になりました。肌質(紫外線への防御能力)には個人差があります。そのため、タンニングには向き不向きがあります。またタンニングの効果(色合い)にも個人差が出ますので、今年初めて日焼けする方や、肌の白い方の場合、特に注意する点がありますので、ご紹介します。
当プログラムは、初めての利用や、長期間タンニングをしていなくて、下地のできてない人のための参考プログラムです。肌質にあったマシンとご利用時間の選択をおすすめします。
※休息日後、肌に赤みや、ヒリヒリ感がある場合は、それがおさまるまでさらに間を空けてください。※「タンニングの注意事項」をあわせて、ご覧ください。
● 通常利用の場合8日目以降は、48時間(中一日) 以上の間を空けて、肌の様子を見ながら ご利用ください。
東京都生活文化局消費生活部生活安全課からも、日焼けマシンの利用について注意喚起が行われています。利用者、そして事業者の皆様も、タンニングマシンの正しい利用を心がけてください。
今回は古くからヨーロッパの文化の中心地となっているオーストリアの日光浴・日焼け事情を探ってみた。最東部に位置するブルゲンラント州、夏は日の光で燦々とする天気に恵まれる。こちらに在住する日本人の田中幸子さんに、オーストリア人と日差しの関係を尋ねてみた。オーストリアでも日光を浴びて、健康的に見えるブロンズ肌になることが人気のようだ。
夏に空気が乾燥しがちのブルゲンラント州では、各家庭にプールが備え付けられているのが珍しくない。プールサイドでのパーティーは夏の恒例行事。「あまり日焼けはしたくないな」と思う田中さんにとって、この太陽の下で行われる夏のイベントは楽しいが、ちょっと困りもの。しかし、「どうして日焼けをしたくないの?」と、オーストリアの友人たちに首をかしげられることもあり、気を遣って一緒に日光浴をすることもあるそうだ。プールの持ち主のオーストリア人は、冬になると自宅のプールが凍ってしまうために、日光と暖かさを求めてタイへと旅立つそうだ。
田中さんの自宅から車で5分のところにある湖畔は夏になると多くの家族連れで賑わう。「海水浴場」ならず、「湖畔遊び場」になるという。サーフスクールやボートクラブもあり、ウォーター・スポーツを楽しむ人で賑わう湖畔。ヨットハーバーの子どもたち砂場もあり、泳げるし、ごきげんである。子どもから大人まで、燦々とそそぐ日の光を浴びて笑顔になる人たちで溢れている。
ヨットで湖へ夏はヨットで湖にくりだすこともあるという。ドリンクを大量に用意してヨットで楽しむつかの間のひととき。ただ、日本人ならではの悩みが「ヨット上では日の光を遮るものがない」ということ。「ヨットでは日焼け止め必須です」という田中さん、反対にオーストリアの女性たちは小麦色。プールサイドでパーティーをする際は、「直射日光は苦手よ」という彼女のために友人たちが日除けを用意してくれることもあるそうだ。「同じ村の美人妻たちは、みんなこんがりキレイに日焼けしています」と笑う田中さん。夏、オーストリアの湖畔やプールサイドには、積極的に太陽の光を浴びて楽しむ人々が大勢いるようだ。
【ライター/鐙 麻樹】
北欧の冬は長い。1年の半分は冬だと言われる北国では、若者からお年寄りまでが暖かいスペインなどの南国へ旅行に出かける。北欧人のいう「南国」というのは、スペイン領のグラン・カナリア島、クレタ島をはじめとするギリシャなど。あまりに多くの北の人々が南へと旅行や退職後に永久滞在するため、例えばスペインなどにはノルウェー人コミュニティが形成されている。そこではノルウェー語が話され、ノルウェーの新聞VGなどを簡単に購入することができ、5月17日の憲法記念日にはお決まりのパレードの行進を見ることができる。「南へ行く」という表現があるくらい、日差しを求めて旅立つことは北欧では常識だ。
タンニングスプレーやブラウンパウダーなどで自分で小麦肌をつくりだすことも可能だが、「南国で日光浴して小麦肌をゲットする」ことが若者の間では一番ステータスがある。寒くて暗い母国から抜け出し、海外で海と日差しをエンジョイし、休暇中に海外旅行に行くことが、「金銭的にも余裕がある」と見なされる。長い休みの間にずっと母国に留まっていることは「クール」ではないのかもしれない。
冬休みを利用して約1か月タイへ旅行に出かけたノルウェー・オスロの女子大生キーネ(写真上)。日本のように「美白」を美とするタイでは、当初まだ肌が白かったキーネに対して「素敵な肌ね!」と褒めたたえるタイの女性たちが絶えなかったそうだ。ところが、数週間後に浜辺やプールで「青白い」肌を消すために一生懸命に日光浴し続け、肌が茶色くなったキーネ。小麦肌のキーネを見たタイの女性たちが発した言葉は、(額に皺を寄せながら)「・・・タイ人みたいに日焼けした肌ね」。反対に、ノルウェーに帰国後、コンガリと焼けたキーネを見て、白い肌のノルウェーの友人たちは「オー!日焼けしたのね!羨ましいわ!」と絶賛の嵐。これはまさにアジアの美白信仰と北欧の小麦肌信仰の違いを表している。
【ライター/鐙 麻樹】
上記の悩みを一気に解決してしまうかもしれない最新のタンニングマシーンがノルウェーに上陸した。このマシーンがヒットするかもしれない背景に、日本とは少し異なるノルウェーの健康・美意識をまず初めに紹介したい。
スポーツ大国ノルウェー。夕方4時頃には仕事から帰宅できるノルウェー人にとって、アフタータイムをジムや外でのジョギングに活用するのは日常的な光景だ。日本女性は英会話教室に通ったり、資格取得のために時間とお金を費やすが、ノルウェーでは美しいボディラインと健康的な生活を求めて人々は常に「これからトレーニング!」と口ずさむ。また、日本では「今、ダイエット中なの」という言葉は女性同士の会話ではよく聞かれるが、ノルウェーでは医師から指示されるほど太っていない限り、「ダイエット」という言葉を口にすると、「なぜ痩せたいの!?」と変な目で見られやすい傾向がある。周囲から止めるように促されることが多いので、極端に太っていない人は密かにダイエットをしなければいけない。
そんな運動好きで、もしくは堂々と「ダイエット中!」と周囲に言いにくいノルウェー人のために、軽いエクササイズとダイエットをしながら、欧米では人気の日焼け肌を同時にゲットできるというタンニングマシーンがオランダからノルウェーにやってきた。
これまでの横たわるマシーンとは違い、新しいマシーンでは中で立ったまま振動で体を震わせる。連続する振動で筋肉を刺激することから小さいジムのような役割を果たすのだ。この小さいバイブレーション・ジムは40年前にロシアの宇宙飛行士が使い始めたことがきっかけで、その後スポーツの世界でも取り入れられるようになった。このようなトレーニング方法は、正しく行うことでセルライト防止と体重減量の効果を伴うことも可能といわれている。日本のトレーニングジムでもこのタイプの振動マシーンが使われている。「ぶるぶるフィットネス」、「振動マシーン」などと言われおり、使ったことがある人は多いのではないだろうか。
このぶるぶるマシーンとタンニングマシーンがとうとう合体したのである。ヘルシー、ダイエット、エクササイズの3つの異なるメニューから、顧客は好きなものを選ぶことができる。従来のただ横たわるタンニングマシーンでは、活動的なノルウェー人にとって時に刺激が足りず、また背中にも良くないという声が聞かれた。そのような顧客のニーズに応えるためにも、立ったままタンニングマシーンの中に入るという新しい選択方法は、提供する側にとっても面白い挑戦かもしれない。
ヨーロッパでは小麦肌であることがステータス。冬が長く、太陽に当たれる時間が少ないノルウェーでは、人々は小麦肌を手に入れることに執着心がある。小麦肌をゲットしつつ、ダイエットとエクササイズ、これらをすべて短時間で同時に実現できるかもしれないこのマシーンは画期的な発明といえるかもしれない。このぶるぶるタンニングマシーンは昨年8月にノルウェーでもリリースされたばかりで、提供するサロン側も、この新しい取り組みに顧客がどのように反応するかどうか様子をみているところだ。日焼け、ダイエット、エクササイズをすべて可能にしたぶるぶるタンニングマシーン、ノルウェーだけでなく、他国でも話題を呼びそうだ。 ※写真HAPRO社Luxura V7
【ライター/鐙 麻樹】
昨年6月、東京都において「日焼けマシンの安全な利用に関する調査」が公表され、当協会に安全対策を講じるよう要望がありました。また、消費者庁からも、この東京都の公表を受けて、「日焼けマシンの使用に伴う危害の防止について」という注意喚起が行われています。当協会では、これらを受けて、広く利用者の方々に、より安全にタンニングマシンを利用していただくために、昨年8月、外部の有識者の方々による検討会を設置し、新たな安全基準の策定を行いました。
なお、この検討会には、消費者庁と東京都にもオブザーバーとして参加していただくなど、ご協力をいただいています。
新基準は、ご利用できない方の範囲、利用に当たっての注意事項等を分かりやすいものに見直すとともに、機器の照射の強度と利用時間の目安を設定するなど、特に初めての利用者の方でも安心してご利用いただけるよう配慮したものとしており、当協会の加盟施設には、平成23年2月1日より導入しています。 協会に加盟していない事業者の方々にもお知らせし、この安全基準を参考に、利用者の安全・安心に配慮した事業を行っていただくよう、主要各社に送付させていただきました。
新基準に関して、ご興味やご質問がある企業、施設、報道関係の方は、お気軽に当協会まで、お問い合わせください。
この度の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)による被災者の皆様には、心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。また、被災者救助や災害対策に尽力されている関係者の皆様に敬意と感謝の意を表させていただくとともに、一日も早い復興を心より、お祈り申し上げます。
平成22年12月17日、アルカディア市ヶ谷(私学会館)にて、第5回タンニングセミナーを開催しました。外部の有識者の方々による検討会でまとめられた基準案を受け、当協会の理事会におきまして、既存の安全基準を再構築した「タンニングマシン利用上の安全基準」の説明を中心としたセミナーとなりました。
当協会では、東京都が作成した「日焼けマシンの安全な利用に関する調査」の内容と、消費者庁の平成22年6月22日付けNews Release「日焼けマシンの使用に伴う危害の防止について」を受けて、広く利用者の方々に、より安全にタンニングマシンを利用していただくために、外部の有識者の方々による検討会を設置して、新たな安全基準の策定について、 9月から論議を重ねてまいりました。
このたび、検討会でまとめられた基準案を受け、当協会の理事会におきまして、既存の安全基準を再構築した「タンニングマシン利用上の安全基準」を策定致しました。この新しい基準につきましては消費者庁及び東京都にも報告しております。
新基準は、ご利用できない方の範囲、利用に当たっての注意事項等を分かりやすいものに見直すとともに、機器の照射の強度と利用時間の目安を設定するなど、特に初めての利用者の方でも安心してご利用いただけるよう配慮したものとしております。
また、この基準は、広く利用者の方々にお知らせするとともに、当協会の加盟店舗だけでなく、協会に加盟していない事業者の方々にもお知らせし、この安全基準に基づき、利用者の安全・安心に配慮した事業を行っていただくよう積極的に働きかけていきたいと考えております。
当協会は、今後とも、利用者の方々に信頼される事業の構築に向けて、努力を続けてまいります。
[2010.9.15]「タンニングマシン利用上の安全基準に関する検討会」委員追加のお知らせ
[2010.8.31]「タンニングマシン利用上の安全基準に関する検討会」設置のお知らせ
[2010.8.13]「タンニングマシン利用上の安全基準 検討会」委員公募(一般利用者)のお知らせ
[2010.7.21]「外部有識者」にご検討いただき、新たな「安全基準」の策定を行います。
ノルウェーのミスコンのひとつであるミス・ノルウェー (Miss Norway 2010)。ファイナリストのひとりであるカリタ・ハウグルド(Carita Haugrud)にノルウェーに幅広い世代で人気の小麦肌事情について聞いてみました。彼女にとって小麦肌はどのような意味を持っているのでしょう。
美容師としていて働いていて、時にモデルとして仕事をする時もあるわ。いずれスタイリストになりたいと思っているの。
元々は白い肌なんだけど、最近南のほうに旅行に行って日焼けをして帰ってきたのよ。普段は2週間に1回はタンニングサロンに行って、顔の部分にはタンニングスプレーも使っているわ。
クールで肌が守られているような感じがするわ。自分にも自信がつくし、心地いいわね。タンニングサロンに行って体の部分をもう少し焼きたいかなぁ。
小麦肌の男性は本当にかっこよくてステキね!でも、調子に乗って真っ黒になっちゃったりするのはダメよ。丁度よく日焼けしたような色の肌がチャーミングだわ。
面白いテーマね!人間ってやっぱり自分が持っていないものを求めてしまうのかしら。私はシミのことは考えたことないわね。むしろシミは少しくらいあったほうが、かわいいと思うわ。確かに紫外線を浴びすぎたら肌に良くないかもしれないけど、一定量の日差しは大歓迎よ!だって、精神的にも肉体的にもポジティブな効果ばかりじゃない。
結局は自分が本来持っている肌の色に満足できたら一番いいわよね。小麦肌でも美白肌でも、憧れが強すぎて、気にし始めたらストレスになっちゃうこともあるでしょう?今の自分に“HAPPY”であって欲しいわ!どんな色の肌でもあなたは美しいのだから!
今回のインタビューで驚いたことはカリタがタンニングスプレーとタンニングマシーンを両方利用していたことです。顔はスプレーで色を調節しながら毎日変化を楽しみ、体はサロンで焼いているとのこと(自分で体をスプレーしてもうまく均等に小麦色にならないあるため)。写真2枚目はカリタが利用しているタンニングスプレーSHADOW TANS
カリタの肌の色を見て、「すごい焼けてる!」と思いましたか?彼女のこの肌の色はノルウェーでは意外と普通。もし、「私の肌は雑誌のモデルや、ほかの友だちみたいに白くない・・・」と気にしていて、一生懸命白いファンデーションや美白化粧水を使用している人がいたら・・・。この記事を読んで少し考え方を変えてみていただけたら嬉しいです。日本で多くの女性たちがコンシーラーなどでシミを隠そうとしている時、北欧・ノルウェーでは女性たちが肌を茶色くみせようと試行錯誤し、こんがり焼けた肌を大胆にアピールしているんですよ。
【ライター/鐙 麻樹】
平成22年8月31日付けの当協会のプレスリリースにおいて、タンニングマシン利用上の安全基準に関する検討会の設置についてお知らせしましたが、この度、医師一名を新たに委員に追加しましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
山崎 智徳
(医療法人社団ANSWER 理事/新宿院 院長、日本皮膚科学会、日本形成外科学会、日本美容外科学会、日本臨床抗老化学会) *敬称略
なお、この度追加した委員を含めた検討会の構成委員は下記のとおりです。
石井誠一郎
第二東京弁護士会、司法研修所民事弁護上席教官
岡 靖之
一般利用者(公募)
斎藤 糧三
医療法人社団ANSWER理事長、アンチエイジング内科、美容皮膚科、栄養療法、点滴療法、産婦人科
野地 潤
東京都眼科医会常任理事、医療法人社団潤心会 野地眼科クリニック院長・理事長
原 健一
株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン ライティング事業部スペシャルライティング部
松戸由紀子
一般利用者(公募)
皆川 直人
住友不動産エスフォルタ株式会社/会員制フィットネスクラブ エスフォルタ渋谷店
山崎 智徳
医療法人社団ANSWER 理事/新宿院 院長、日本皮膚科学会、日本形成外科学会、日本美容外科学会、日本臨床抗老化学会
(五十音順、敬称略)
消費者庁政策調整課
東京都生活文化局消費生活部生活安全課
より安全なタンニングサービスをお客様に提供するため、タンニングマシンを利用するに当たっての新たな「安全基準」の策定を行うことについては、平成22年7月21日付けの当協会のプレスリリースにおいて、お知らせしたところです。 この度、一般利用者の公募も経まして、外部の有識者の方々による検討会委員が決まりましたので、標記の検討会を下記のとおり設置したことをお知らせいたします。
記
「タンニングマシン利用上の安全基準に関する検討会」
委員の皆様からご意見を伺い、新たなタンニングマシン利用上の安全基準を作成するとともに、
効果的な安全基準の周知方法等についても検討いたします。
下記のとおり
平成22年9月から11月にかけ、月1回のペースで検討会を開催し、年内に新たな基準の策定を目指します。
石井誠一郎
第二東京弁護士会、司法研修所民事弁護上席教官
岡 靖之
一般利用者(公募)
斎藤 糧三
医療法人社団ANSWER理事長、アンチエイジング内科、美容皮膚科、栄養療法、点滴療法、産婦人科
野地 潤
東京都眼科医会常任理事、医療法人社団潤心会 野地眼科クリニック院長・理事長
原 健一
株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン ライティング事業部スペシャルライティング部
松戸由紀子
一般利用者(公募)
皆川 直人
住友不動産エスフォルタ株式会社/会員制フィットネスクラブ エスフォルタ渋谷店
(五十音順、敬称略)
消費者庁政策調整課
東京都生活文化局消費生活部生活安全課
なお、必要に応じて検討会委員を追加することがあります。
日照時間がとても少ない雪国ノルウェー。限られた短い夏の時期になると、狂ったように「太陽!」と叫び、ビキニに着替えて、至る所の公園や芝生でセクシーな姿で日光浴をするノルウェー人。
日本女性が憧れる「美白」にノルウェー人は全くといっていいほど、興味がありません。むしろ、「肌白=血色が悪い」という図式が成り立っています。
去年の夏、皆が肌を太陽にさらけ出している中、麦わら帽子をかぶり、せっせと日焼け止めクリームを塗っていた私。「何してるの・・・?ハハハ!」と何人ものノルウェー人に笑われたことが記憶に残っています。
友人たちは、「日本人って美白にこだわるのね。不思議。だって、私たちノルウェー人は、肌が白いと血管も見えちゃうし、元気がなさそうじゃない?」と言っていました。確かに血管が浮き出ている人、よく見かけます。
日焼け止めの知識もあまり浸透していないノルウェー。日本ではUV効果のある下地やファンデーションは当たり前ですが、ノルウェー人にその話をすると、「・・・え?下地と日焼け止めが一緒の製品なんてないよ」と、言う女性に私は何人も会いました。日焼け止めを落とさず、ベットで寝てしまう人も発見。恐ろしい。
ホワイトニング化粧品なんて、もちろんこの国では売れていません。美白化粧水の存在自体、知らない女子多数。
これだけ、自ら日光を浴び、そして日焼け対策の知識が低いので、もちろん、そばかすやシミができてしまいます。が、「そばかす=チャーミング」、「シミ?気にしない」と、考える男性に多数遭遇。若い女性が、腕にそばかす・シミ、という光景はよくあります。
小麦肌は健康的でエネルギッシュに見えるほか、「夏を思い切りエンジョイした!」というステータスでもあります。もし、夏の終わりに肌が白ければ、場合によっては、「あの子夏に旅行とかに行くお金なかったのかな・・・。.夏楽しまなかったのかな?」と見られても不思議ではありません。
こちらは私のノルウェーの友人姉妹。右側の小麦肌の彼女は16才。こんがり肌を手に入れるために、ブロンズクリーム(肌を小麦色に見せる、茶色のリキッドファンデのようなもの)を大量に使い、頻繁に日焼けサロンに通っています。学校での彼女の呼び名はズバリ、「ミス・タン=ミス・日焼け娘」。
ノルウェーでは日焼けサロンが至る所に。「日焼けサロンのレーダーは、皮膚ガンを引き起こす!」と、メディアで議論になるのも、これまたよくある光景です。私が以前働いていた老人ホーム内にも、日焼けマシーンが常備されていて大変驚きました。
また、美白クリームは売れませんが、ブロンズクリームは毎年大ヒット!!
もちろん、男性も日焼けしたがります。去年の夏、日焼けした肌を自慢してくる友人続出。
これは若者だけにとどまらず、老人ももちろん、政治家も、小麦色な胸元をドバーン!と露出。
私からすると、日光浴しすぎて、明らかに火傷に近いような人もいるのですが・・・。
「小麦肌=カッコいい・イケてる・エネルギッシュ・チャーミング」。こんがり肌がノルウェーのモテる条件のひとつなのは間違いないようです。
上記写真はノルウェーの友人たち
写真1枚目:Marianne Bjørnbakk(左から2人目)提供
写真2枚目:左・姉 Kine Merete Reinthong Langård 右・妹 Veronika Langård
地球の歩き方 ノルウェー/オスロ特派員 鐙 麻樹さんのブログより
http://blog.arukikata.co.jp/tokuhain/oslo/2010/04/post_39.html