最新の健康保養及び保健情報を提供するサイトNaturalNews.com日本語ウェブサイトに掲載されている日光、癌、ビタミンDについての真実(原題:The Truth About Sunlight, Cancer and Vitamin D)が非常に興味深い内容となっています。是非ご覧ください。
【テキストベースの要約版】
【Youtube:日本語字幕付き】
日光、癌、ビタミンDについての真実
最新の健康保養及び保健情報を提供するサイトNaturalNews.com日本語ウェブサイトに掲載されている日光、癌、ビタミンDについての真実(原題:The Truth About Sunlight, Cancer and Vitamin D)が非常に興味深い内容となっています。是非ご覧ください。
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日光、癌、ビタミンDについての真実
今回は古くからヨーロッパの文化の中心地となっているオーストリアの日光浴・日焼け事情を探ってみた。最東部に位置するブルゲンラント州、夏は日の光で燦々とする天気に恵まれる。こちらに在住する日本人の田中幸子さんに、オーストリア人と日差しの関係を尋ねてみた。オーストリアでも日光を浴びて、健康的に見えるブロンズ肌になることが人気のようだ。
夏に空気が乾燥しがちのブルゲンラント州では、各家庭にプールが備え付けられているのが珍しくない。プールサイドでのパーティーは夏の恒例行事。「あまり日焼けはしたくないな」と思う田中さんにとって、この太陽の下で行われる夏のイベントは楽しいが、ちょっと困りもの。しかし、「どうして日焼けをしたくないの?」と、オーストリアの友人たちに首をかしげられることもあり、気を遣って一緒に日光浴をすることもあるそうだ。プールの持ち主のオーストリア人は、冬になると自宅のプールが凍ってしまうために、日光と暖かさを求めてタイへと旅立つそうだ。
田中さんの自宅から車で5分のところにある湖畔は夏になると多くの家族連れで賑わう。「海水浴場」ならず、「湖畔遊び場」になるという。サーフスクールやボートクラブもあり、ウォーター・スポーツを楽しむ人で賑わう湖畔。ヨットハーバーの子どもたち砂場もあり、泳げるし、ごきげんである。子どもから大人まで、燦々とそそぐ日の光を浴びて笑顔になる人たちで溢れている。
ヨットで湖へ夏はヨットで湖にくりだすこともあるという。ドリンクを大量に用意してヨットで楽しむつかの間のひととき。ただ、日本人ならではの悩みが「ヨット上では日の光を遮るものがない」ということ。「ヨットでは日焼け止め必須です」という田中さん、反対にオーストリアの女性たちは小麦色。プールサイドでパーティーをする際は、「直射日光は苦手よ」という彼女のために友人たちが日除けを用意してくれることもあるそうだ。「同じ村の美人妻たちは、みんなこんがりキレイに日焼けしています」と笑う田中さん。夏、オーストリアの湖畔やプールサイドには、積極的に太陽の光を浴びて楽しむ人々が大勢いるようだ。
【ライター/鐙 麻樹】
北欧の冬は長い。1年の半分は冬だと言われる北国では、若者からお年寄りまでが暖かいスペインなどの南国へ旅行に出かける。北欧人のいう「南国」というのは、スペイン領のグラン・カナリア島、クレタ島をはじめとするギリシャなど。あまりに多くの北の人々が南へと旅行や退職後に永久滞在するため、例えばスペインなどにはノルウェー人コミュニティが形成されている。そこではノルウェー語が話され、ノルウェーの新聞VGなどを簡単に購入することができ、5月17日の憲法記念日にはお決まりのパレードの行進を見ることができる。「南へ行く」という表現があるくらい、日差しを求めて旅立つことは北欧では常識だ。
タンニングスプレーやブラウンパウダーなどで自分で小麦肌をつくりだすことも可能だが、「南国で日光浴して小麦肌をゲットする」ことが若者の間では一番ステータスがある。寒くて暗い母国から抜け出し、海外で海と日差しをエンジョイし、休暇中に海外旅行に行くことが、「金銭的にも余裕がある」と見なされる。長い休みの間にずっと母国に留まっていることは「クール」ではないのかもしれない。
冬休みを利用して約1か月タイへ旅行に出かけたノルウェー・オスロの女子大生キーネ(写真上)。日本のように「美白」を美とするタイでは、当初まだ肌が白かったキーネに対して「素敵な肌ね!」と褒めたたえるタイの女性たちが絶えなかったそうだ。ところが、数週間後に浜辺やプールで「青白い」肌を消すために一生懸命に日光浴し続け、肌が茶色くなったキーネ。小麦肌のキーネを見たタイの女性たちが発した言葉は、(額に皺を寄せながら)「・・・タイ人みたいに日焼けした肌ね」。反対に、ノルウェーに帰国後、コンガリと焼けたキーネを見て、白い肌のノルウェーの友人たちは「オー!日焼けしたのね!羨ましいわ!」と絶賛の嵐。これはまさにアジアの美白信仰と北欧の小麦肌信仰の違いを表している。
【ライター/鐙 麻樹】
上記の悩みを一気に解決してしまうかもしれない最新のタンニングマシーンがノルウェーに上陸した。このマシーンがヒットするかもしれない背景に、日本とは少し異なるノルウェーの健康・美意識をまず初めに紹介したい。
スポーツ大国ノルウェー。夕方4時頃には仕事から帰宅できるノルウェー人にとって、アフタータイムをジムや外でのジョギングに活用するのは日常的な光景だ。日本女性は英会話教室に通ったり、資格取得のために時間とお金を費やすが、ノルウェーでは美しいボディラインと健康的な生活を求めて人々は常に「これからトレーニング!」と口ずさむ。また、日本では「今、ダイエット中なの」という言葉は女性同士の会話ではよく聞かれるが、ノルウェーでは医師から指示されるほど太っていない限り、「ダイエット」という言葉を口にすると、「なぜ痩せたいの!?」と変な目で見られやすい傾向がある。周囲から止めるように促されることが多いので、極端に太っていない人は密かにダイエットをしなければいけない。
そんな運動好きで、もしくは堂々と「ダイエット中!」と周囲に言いにくいノルウェー人のために、軽いエクササイズとダイエットをしながら、欧米では人気の日焼け肌を同時にゲットできるというタンニングマシーンがオランダからノルウェーにやってきた。
これまでの横たわるマシーンとは違い、新しいマシーンでは中で立ったまま振動で体を震わせる。連続する振動で筋肉を刺激することから小さいジムのような役割を果たすのだ。この小さいバイブレーション・ジムは40年前にロシアの宇宙飛行士が使い始めたことがきっかけで、その後スポーツの世界でも取り入れられるようになった。このようなトレーニング方法は、正しく行うことでセルライト防止と体重減量の効果を伴うことも可能といわれている。日本のトレーニングジムでもこのタイプの振動マシーンが使われている。「ぶるぶるフィットネス」、「振動マシーン」などと言われおり、使ったことがある人は多いのではないだろうか。
このぶるぶるマシーンとタンニングマシーンがとうとう合体したのである。ヘルシー、ダイエット、エクササイズの3つの異なるメニューから、顧客は好きなものを選ぶことができる。従来のただ横たわるタンニングマシーンでは、活動的なノルウェー人にとって時に刺激が足りず、また背中にも良くないという声が聞かれた。そのような顧客のニーズに応えるためにも、立ったままタンニングマシーンの中に入るという新しい選択方法は、提供する側にとっても面白い挑戦かもしれない。
ヨーロッパでは小麦肌であることがステータス。冬が長く、太陽に当たれる時間が少ないノルウェーでは、人々は小麦肌を手に入れることに執着心がある。小麦肌をゲットしつつ、ダイエットとエクササイズ、これらをすべて短時間で同時に実現できるかもしれないこのマシーンは画期的な発明といえるかもしれない。このぶるぶるタンニングマシーンは昨年8月にノルウェーでもリリースされたばかりで、提供するサロン側も、この新しい取り組みに顧客がどのように反応するかどうか様子をみているところだ。日焼け、ダイエット、エクササイズをすべて可能にしたぶるぶるタンニングマシーン、ノルウェーだけでなく、他国でも話題を呼びそうだ。 ※写真HAPRO社Luxura V7
【ライター/鐙 麻樹】
ノルウェーのミスコンのひとつであるミス・ノルウェー (Miss Norway 2010)。ファイナリストのひとりであるカリタ・ハウグルド(Carita Haugrud)にノルウェーに幅広い世代で人気の小麦肌事情について聞いてみました。彼女にとって小麦肌はどのような意味を持っているのでしょう。
美容師としていて働いていて、時にモデルとして仕事をする時もあるわ。いずれスタイリストになりたいと思っているの。
元々は白い肌なんだけど、最近南のほうに旅行に行って日焼けをして帰ってきたのよ。普段は2週間に1回はタンニングサロンに行って、顔の部分にはタンニングスプレーも使っているわ。
クールで肌が守られているような感じがするわ。自分にも自信がつくし、心地いいわね。タンニングサロンに行って体の部分をもう少し焼きたいかなぁ。
小麦肌の男性は本当にかっこよくてステキね!でも、調子に乗って真っ黒になっちゃったりするのはダメよ。丁度よく日焼けしたような色の肌がチャーミングだわ。
面白いテーマね!人間ってやっぱり自分が持っていないものを求めてしまうのかしら。私はシミのことは考えたことないわね。むしろシミは少しくらいあったほうが、かわいいと思うわ。確かに紫外線を浴びすぎたら肌に良くないかもしれないけど、一定量の日差しは大歓迎よ!だって、精神的にも肉体的にもポジティブな効果ばかりじゃない。
結局は自分が本来持っている肌の色に満足できたら一番いいわよね。小麦肌でも美白肌でも、憧れが強すぎて、気にし始めたらストレスになっちゃうこともあるでしょう?今の自分に“HAPPY”であって欲しいわ!どんな色の肌でもあなたは美しいのだから!
今回のインタビューで驚いたことはカリタがタンニングスプレーとタンニングマシーンを両方利用していたことです。顔はスプレーで色を調節しながら毎日変化を楽しみ、体はサロンで焼いているとのこと(自分で体をスプレーしてもうまく均等に小麦色にならないあるため)。写真2枚目はカリタが利用しているタンニングスプレーSHADOW TANS
カリタの肌の色を見て、「すごい焼けてる!」と思いましたか?彼女のこの肌の色はノルウェーでは意外と普通。もし、「私の肌は雑誌のモデルや、ほかの友だちみたいに白くない・・・」と気にしていて、一生懸命白いファンデーションや美白化粧水を使用している人がいたら・・・。この記事を読んで少し考え方を変えてみていただけたら嬉しいです。日本で多くの女性たちがコンシーラーなどでシミを隠そうとしている時、北欧・ノルウェーでは女性たちが肌を茶色くみせようと試行錯誤し、こんがり焼けた肌を大胆にアピールしているんですよ。
【ライター/鐙 麻樹】
日照時間がとても少ない雪国ノルウェー。限られた短い夏の時期になると、狂ったように「太陽!」と叫び、ビキニに着替えて、至る所の公園や芝生でセクシーな姿で日光浴をするノルウェー人。
色白=顔色が悪い
日本女性が憧れる「美白」にノルウェー人は全くといっていいほど、興味がありません。むしろ、「肌白=血色が悪い」という図式が成り立っています。
去年の夏、皆が肌を太陽にさらけ出している中、麦わら帽子をかぶり、せっせと日焼け止めクリームを塗っていた私。「何してるの・・・?ハハハ!」と何人ものノルウェー人に笑われたことが記憶に残っています。
友人たちは、「日本人って美白にこだわるのね。不思議。だって、私たちノルウェー人は、肌が白いと血管も見えちゃうし、元気がなさそうじゃない?」と言っていました。確かに血管が浮き出ている人、よく見かけます。
日焼け止めの知識もあまり浸透していないノルウェー。日本ではUV効果のある下地やファンデーションは当たり前ですが、ノルウェー人にその話をすると、「・・・え?下地と日焼け止めが一緒の製品なんてないよ」と、言う女性に私は何人も会いました。日焼け止めを落とさず、ベットで寝てしまう人も発見。恐ろしい。
ホワイトニング化粧品なんて、もちろんこの国では売れていません。美白化粧水の存在自体、知らない女子多数。
これだけ、自ら日光を浴び、そして日焼け対策の知識が低いので、もちろん、そばかすやシミができてしまいます。が、「そばかす=チャーミング」、「シミ?気にしない」と、考える男性に多数遭遇。若い女性が、腕にそばかす・シミ、という光景はよくあります。
小麦肌は健康的でエネルギッシュに見えるほか、「夏を思い切りエンジョイした!」というステータスでもあります。もし、夏の終わりに肌が白ければ、場合によっては、「あの子夏に旅行とかに行くお金なかったのかな・・・。.夏楽しまなかったのかな?」と見られても不思議ではありません。
こちらは私のノルウェーの友人姉妹。右側の小麦肌の彼女は16才。こんがり肌を手に入れるために、ブロンズクリーム(肌を小麦色に見せる、茶色のリキッドファンデのようなもの)を大量に使い、頻繁に日焼けサロンに通っています。学校での彼女の呼び名はズバリ、「ミス・タン=ミス・日焼け娘」。
ノルウェーでは日焼けサロンが至る所に。「日焼けサロンのレーダーは、皮膚ガンを引き起こす!」と、メディアで議論になるのも、これまたよくある光景です。私が以前働いていた老人ホーム内にも、日焼けマシーンが常備されていて大変驚きました。
また、美白クリームは売れませんが、ブロンズクリームは毎年大ヒット!!
もちろん、男性も日焼けしたがります。去年の夏、日焼けした肌を自慢してくる友人続出。
これは若者だけにとどまらず、老人ももちろん、政治家も、小麦色な胸元をドバーン!と露出。
私からすると、日光浴しすぎて、明らかに火傷に近いような人もいるのですが・・・。
「小麦肌=カッコいい・イケてる・エネルギッシュ・チャーミング」。こんがり肌がノルウェーのモテる条件のひとつなのは間違いないようです。
上記写真はノルウェーの友人たち
写真1枚目:Marianne Bjørnbakk(左から2人目)提供
写真2枚目:左・姉 Kine Merete Reinthong Langård 右・妹 Veronika Langård
地球の歩き方 ノルウェー/オスロ特派員 鐙 麻樹さんのブログより
http://blog.arukikata.co.jp/tokuhain/oslo/2010/04/post_39.html